沖縄に於ける空手関係史(4)
1968年 全日本空手道連盟第二代会長に笹川良一就任(日本船舶振興会会長)。
同年 船越義珍記念碑を北鎌倉円覚寺に建立。(松涛同門会、初代会長、小幡功、慶應大OB)この建立に当たり船越松涛館門下一同による「松涛同門会」を創立。
同年 伊藤俊太郎、『空手』を出版。全て組手であり、自らの長い鍛練と経験から生まれた技を全て写真で細かく解説した数少ない貴重な空手の書。
1970年代から空手道場に皮製サンドバッグが設置されはじめる。又、道場の床下(ねだ)などにゴムを入れ)バネのきく床式道場がふえはじめる。それまでは硬い床式道場であった。
1976年4月 全日本空手道連盟、三本勝負など試合規定を改訂。
1977年 中山正敏(日本空手協会)『ベスト空手総合編1』を出版。
1978年 宮崎国体に空手がデモンストレ−ションとして参加。
同年 金沢弘和(国際松涛館、館長)『6週間で強くなる空手』他多数出版。(拓殖大学ob)世界各国で広く空手を指導し多数の弟子を育成。
1982年 全日本空手道連盟専務理事及び中央技術本部長、世界空手道連合
(WUKO)事務総長、高木房次郎(慶應大学ob)、空手道「形」の学校授業導入について協力したい旨の書簡を沖縄県教育長前田功宛に郵送。(県空手博物館保管)
1985年 外間哲弘「空手型」「沖縄空手界の巨星」をベ−スボ−ルマガジンに
連載。続いて『武術の追及』を出版、その他長年にわたり論文多数。
1986年 第42回、国体の為、空手班「無手の拳」冊子作成。
同年 第一回世界学生空手道選手権大会(神戸ワ−ルド記念ホ−ル)
同年 『近代空手道の歴史を語る』儀間真謹、藤原稜三。『空手道「型」雲手、二十四歩』他多数、庄司寛。『沖縄伝武備志』他多数、大塚忠彦。
1987年 外間哲弘、「空手博物館自力で建設、武具、交流資料等300点」記事(琉球新報)。
同年 全空連「ナイス カラテライフ」冊子作成。
1989年1月7日 平成と改元
同年『ベスト空手』全11冊。 日本空手協会、
(1)総合編 (2)基礎編 (3)組手1 (4)組手2 (5)平安、鉄騎(6)抜塞大、観空(7)十手、半月、燕飛(8)岩鶴、慈恩
(9)抜塞小、観空小、珍手(10)雲手、壮鎮、二十四歩(11)五十四歩大、五十四歩小、明鏡。
全日本空手道連盟『空手道指導書』出版。
1993年 内藤武則(早稲田大学OB)「絵説空手道入門」他多数出版。
1994年から98年にかけて、 長嶺将真「沖縄と本土の空手の違い」「「沖縄の空手と世界平和」「猫足ならびに腰とガマクについて」出版。
1996年9月 外間哲弘、「硫球国技空手術発祥の地」の石碑、西原町上原に建立。その他これまでに著書、新聞発表及び対談等多数。
同年 坂上隆祥、「空手道型大観」出版。
1997年11月2日 長嶺将真死去。(松林流空手道連盟宗家)
1998年 外間哲弘、「棒術(上、中、下)」「沖縄伝統空手マスタ−ズ」出版。
昨平成15年沖縄の高宮城繁氏のご来訪を頂いた。初のお会いする機会であったがいろいろとお話しのつきることなく三時間にも及んだ。現在の沖縄を代表するお立場の方でありその深い造詣と論理、更にその人格に触れることが出来たのは幸せであった。米国の二大学への留学を経て現在沖縄国際大学の教授であられるが、本年お送り下さった
「沖縄空手道概説」(ー武道空手の諸相ー高宮城繁、比嘉敏雄、比嘉勝芳 編著、1996年8月発行。538頁)
「昭平流 人脈の栞」(沖縄空手道協会 同年発行。154頁)
「武魂ー奥妙在錬心ー」(高宮城繁、比嘉敏雄、編著 沖空会北谷道場 2002年3月発行。308頁。)
のA4版全1000頁の三冊から成る、かつて空手関係の著書で触れたことのない重厚な大著は、空手の高度な技術的水準、掘り下げられた精神文化であると感嘆せざるを得ないものであった。厚く感謝し、これからも時間をかけて勉強させていただきたいと考えている。
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